第14回二日目全体会・閉会式「薬害エイズ和解から学ぶ感染症との向き合い方」アーカイブ
2024.10.06
2024年10月6日(日)AIDS文化フォーラムin京都
YouTubeライブアーカイブ
「薬害エイズ和解から学ぶ感染症との向き合い方」
和解によって本格的な拠点病院体制とHIV陽性者の身体障害者手帳制度、自立支援制度などが整備されまし。この制度は、感染経路を問わずに利用できることを明確に示した点で、画期的なものでした。開始の経緯、そしてそれがその後の日本のHIVの診療にどれほどの恩恵を与え、また予防にもなったかを長年陽性者のケアや支援に関わった方々からご説明いただきます。今後の感染症との向き合い方を学ぶという点でも、すばらしい手本になると思います。
司会:来住知美(日本バプテスト病院 総合内科)
「薬害エイズがもたらした制度と今後の課題」
●若生 治友(特定非営利活動法人ネットワーク医療と人権(MARS)理事)
1995年から血液製剤によりHIV感染した血友病患者・家族の支援団体HIV-NGOケアーズに関わり、大阪医療センターのHIV担当情報職を経て2000年MARS理事長に就
任。薬害HIV感染被害者の支援活動を行いながら薬害調査研究を実施。
「それぞれのもうひとつの闘い」
●根岸 昌功(ねぎし内科診療所院長)
1981 年から2006 年まで東京都立駒込病院感染症科で勤務、1985年AIDS診療を開始。
エイズ関連法制定、HIV感染症の内部障害認定にも関わり、2007年からねぎし内科診療所を開設、感染症の診療とカウンセリング、他の診療科との連携、他の医療機関や行政、他の活動団体との連携・調整に当たり、HIV陽性者及び社会的背景についても提言を続けている。
●齋藤 洋(メモリアル・キルト・ジャパン、染色作家 風工房主宰)
染色歴53年.国内外で個展多数。1988年NY・聖ヨハネ大聖堂での染布を使ったショーの際、AIDSメモリアルキルトに出会う。1990年 HIV/AIDSボランティア団体Memori Quilt Japan設立。 東日本大震災支援ボランティア団体「風の布パピヨン」設立