分科会『セクシュアリティー』のご紹介
2025.08.11
4日(土曜日)15:00~16:30
「大人に(都合の)『良い子』が大人になったら~ゲイでHIV+の産業カウンセラーがゲイのカウンセリングをした経験から~」
(勇者の部屋)
ゲイであると開示してくださった方の心理カウンセリングから見えてきた、ゲイを自認する子どもが大人になった時、どのような影響を与えるのか、私の実体験も交えながらお伝えします。
私はHIV+・双極症・ゲイであることを開示しているフリーの産業カウンセラーです。そのため利用されるほとんどの方がゲイやバイセクシャル男性です。診断名のついた心の不調を抱えておられる方も大勢おられ、その方々のお話をお伺いしていると、ある共通点に気が付きました。それは私自身が子どもの頃に考えていたことや感じていたことにも通じていました。それが『大人にとって(都合の)良い子』です。
そのように育った子どもがおとなになった時、人間関係を形成する際にどのような特徴があるのか。また、それが原因で、どのように心の不調につながっていくのか。私自身の実体験を交えながら考察してみました。
4日(土曜日)15:00~16:30
「男同士で結婚式を挙げて21年 ~変わったこと、変わらないこと~」
(そう&カッシー)
名古屋のイベント(NLGR)で2004年に結婚式を挙げて21年。お互いそれなりにいい年になり、法律的に「家族」になれる同性婚にちょっと期待していたりもするゲイカップルのお話です。
法律的には入籍できないけれど、結婚式も挙げて四半世紀近く一緒に暮らし、平凡な日々を送っているゲイカップルのたわごとです。居住している横浜市のパートナーシップ制度に登録してから6年が過ぎ、その恩恵を感じることなく平凡に日々を過ごしています。
4日(土曜日)17:00~18:30
「『鏡をのぞけば~押された背中~』上映&トーク。トランスジェンダーのリアルと「なんでうちらが離婚せなあかんの?」裁判について」
(京都レインボープライド)
監督河上リサさん、山科みきさんをゲストにお迎えして、トランスジェンダーのリアル、GID特例法と「結婚の自由」についてお話を伺います。
トランスジェンダー当事者が作り、脚本・出演している短編映画『鏡をのぞけば~押された背中~』の上映と、「なんでうちらが離婚せなあかんの?」裁判についてのトーク。監督河上リサさん、山科みきさんをゲストにお迎えして、トランスジェンダーのリアル、GID特例法と「結婚の自由」についてお話を伺います。
4日(土曜日)17:00~18:30
「LGBTQ+を対象にした全国調査の結果報告」
(宝塚大学看護学部 日高庸晴)
LGBTQ+を対象にした国内最大規模の調査から、いじめ被害・不登校・自傷行為・自殺未遂リスクなど思春期青年期に直面するリスクの高さや学校に求められる対応について報告します。加えて、性的指向やジェンダーアイデンティティを理由にした「受診控え」の経験が一定数にあることから、医療に求められる対応についても扱います。
日高先生は中高生向けの性の多様性についての教材も多数作られており、会場での購入も可能です。
4日(土曜日)17:00~18:30
「HUGたいそう」ジャンジといっしょに体を動かしてみよう♪」
(マダム ボンジュール・ジャンジ)
ほかの人と違っていてOK!多様性の絵本パフォーマンスと、一人一人の存在を肯定し合う
ワークショップ「HUGたいそう」。ご自分のペースで参加できます♪
国連の人権啓発の動画で世界に配信された東京のドラァグクイーン、マダム ボンジュール・ジャンジ考案の「HUGたいそう」。6月発刊の絵本の内容を実践します。自分とHUG!他者との距離を確認しながらハイタッチ!ハートHUG!みんなで汽車HUG!地球HUG!国際セクシュアリティ教育ガイダンスの「からだの権利」「同意」「拒否」を楽しく学べます。HUGでHIIVは感染しません。どなたでも参加できます。小さい人は保護者と参加するとよいです。終了後絵本の販売とサイン会を行います。
マダム ボンジュール・ジャンジ:https://bonjourjohnj.tokyo/
絵本「HUGたいそう」:https://www.yumani.co.jp/np/isbn/9784843369722
5日(日曜日)13:00~14:30
「『性的マイノリティの老後安心ガイドブック』活用ワークショップ」
(特定非営利活動法人パープル・ハンズ)
高齢化する陽性者の支援について、性的マイノリティで身寄りなし・高齢独居者の終活問題として考えます。 非常に明快で有用な、すべての高齢者も必見のご講演です。当会で作成した『性的マイノリティの老後安心ガイドブック』の販売も行います。
引き続き、このあとの、全体会でもご講演いただきます。
5日(日曜日)13:00~14:30
「セクシュアリティって何?
どうして人を枠にはめたがるの?」
(0-color 國島湊、AIDS文化フォーラム in 名古屋 ジミーハットリ、AIDS文化フォーラム in 横浜 岩室紳也)LGBTという言葉が浸透し、「LGBT理解増進法」なるものもできましたが、このような「枠」でいいのかを皆さんで議論したいです。
國島湊はLGBTQ+といった枠組みに人を当てはめるのではなく、一人ひとりが、その時の自分のセクシュアリティを受け入れ、共に生きられる社会を目指す必要性を訴え続けています。
ジミーハットリはAIDS文化フォーラム in 名古屋を立ち上げ、いろんな人を、いろんなリボンをつなぐ中で、0_color(ゼロカラー)代表の国島湊につながりました。
岩室紳也はAIDS文化フォーラム in 横浜の第1回からHIV/AIDSの当事者だけではなく、一人ひとりが生きづらさを少しでも軽減できるようになるには何が必要なのかを模索し続けてきました。
この3人とフロアの皆さんで改めてタイトルについて考えます。





