MENU
AIDS文化フォーラムinブログ

映画『リトル・ガール』上映

2024.08.31

映画『リトル・ガール』上映  10月5日(土) 15:00~16:30

運営委員会企画

“女の子″と認めてもらえない7歳のサシャと、子どもの自由と幸せを守りたいと願う母。一つの家族の〈ゆずれない戦い〉を映したこころ震えるドキュメンタリー。2020年国際ベルリン映画祭で上映後、様々な賞を獲得し続けている。

フランス北部、エーヌ県に住む少女・サシャ。出生時、彼女に割り当てられた性別は“男性”だったが、2歳を過ぎた頃から自分は女の子であると訴えてきた。しかし、学校へスカートを穿いて通うことは認められず、バレエ教室では男の子の衣装を着せられる。男子からは「女っぽい」と言われ、女子からは「男のくせに」と疎外され、社会はサシャを他の子どもと同じように扱わない……。

トランスジェンダーのアイデンティティは、肉体が成長する思春期ではなく幼少期で自覚されることについて取材を始めた監督は、サシャの母親カリーヌに出会った。長年、彼女は自分たちを救ってくれる人を探し続けて疲弊していたが、ある小児精神科医との出会いによって、それまでの不安や罪悪感から解き放たれる。そして、他の同じ年代の子どもと同様にサシャが送るべき幸せな子供時代を過ごせるよう、彼女の個性を受け入れさせるために学校や周囲へ働きかける。まだ幼く自分の身を守る術を持たないサシャに対するカリーヌと家族の献身、言葉少なに訴えるサシャ本人の真っ直ぐな瞳と強い意志が観る者の心を震わせる。

※ 作中では「身体は男性」という表現が出てきますが、身体こそ「自然」で、本質的とする考えからトランスジェンダーの人々への「身体的男性/女性」や「生物学的性別」などの表現が、差別や偏見を助長する文脈でも使われることがあるため、ご注意いただければ幸いです。

引用:「映画『リトル・ガール』ホームページhttps://senlisfilms.jp/littlegirl/より

 

記事一覧に戻る

  • 寄付で支援する
  • エイズ文化フォーラム Facebook
  • エイズ文化フォーラム Twitter
  • スタッフ募集