現代ブラジル映画にみるHIV/AIDS
2024.08.31
10月6日(日)12:30~14:30
現代ブラジル映画『虎の子三頭 たそがれない』上映
QUEER VISIONS LABORATORY + NORMAL SCREEN
ブラジルで注目される若手映画作家が、近未来のサンパウロを舞台に、HIV陽性者を含めた若者たちの経験を問う『虎の子三頭 たそがれない』を上映し、その後に簡単な説明およびディスカッションを行う。
独裁政権や植民地主義の歴史をもち、現在は、資本主義体制にしっかり組み込まれた未来のブラジルを舞台に、3人の若者がHIVと生きる体験を共有しつつ向かう先は?極右ボルソナーロ政権下とコロナ禍で制作された『虎の子三頭 たそがれない』は、注目の若手映画作家が皮肉とユーモアたっぷりに今日のブラジル社会を描き、2022年に世界の映画祭で高く評価された作品である。ふだんあまり見ることのないブラジル映画を通してグローバルな課題としてのHIV/AIDSを考える機会になればと考えている。